━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by kusaongaku labo.
ども、バカチンです。
第11号のメルマガです。
寒くなってきました。
しかし熱気ムンムンなオレンジハウス(僕が住んでるゲストハウス)の部屋はもわーっとしがちなので扇風機をまわしています。隣近所の物音には不自由しない環境なので孤独なムードは一切ありません。
それが良いところだね。
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・ライブ報告
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いきなりだったけど、10月1日にAFTEER THE RAINで吉田くんとやりました。
工房まる+AFTER THE RAINの「ひろがる世界」というイベントに出たのです。
濱野さんの詩の朗読にギターで音をつける、曲をつける、歌う。
そんな内容でしたが、ギターを弾いていて、濱野さんのハリがある声と小柳有紀さんの美声があまりに気持ち良くてヨダレが出そうでした!
人柄が出るよね、声って。
小柳さんとは初めてお会いしたんですが、昔から知っているような気がしました。
優しい声!この声で酒が呑めると思います。
朗読との即興音楽。
楽しかったです。
そのあとはbigmamaで3曲。
「灯り」とか「夜のすごしかた」とかやろうかな、と思っていたのですが吉田くんから、
「いや、、、、、重すぎん?」と、アドバイス有り。
それもそうだ、と思って「夕暮れ」「ウイスキーをどうぞ」「Everything」に変更。
客席で酩酊しつつ盛り上がってくれていたコーガンズのジンロウくんの音頭によるw
アンコールもあり、「1%」をやらせてもらいました。
我々のライブでは無いのにね。ありがたいッス。
この日にやった濱野さんの歌。またやります。
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・今までコラム「うし、なう」第10回
~宅嶋淳の鈍い音楽の歩みを綴っていきます。スルー上等。
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バンドマンにはオーディションがついてまわる。
例えばライブハウスの出演、コンテテストへの出場・・
品定めをされる為にロックをやってるわけじゃねえ!なんてのは酒場で女の子の前でうそぶく内容であり、バンドマンは従順なのである。
チケットノルマという販売目標を課せられる為にオーディションを受けるわけですが、
音楽は経済活動の一環であると思えばよろしい。
今の僕は文化活動なので、できるだけ遠慮しておりますが・・
そんな僕でも20代は違った。
プロと呼ばれて活動したかったからレコード会社のオーディションを受けたりした。
今でも思い出すのはEPIC SONYのオーディション。
(たぶんEPICだったと思います)
VIVREHALLで審査員を前に演奏したところ、審査員は僕にこう言った。
「君の歌は、ただの絵日記なんだよねー」
(グ・・・なんだとー!)
怒りを押さえて愛想笑いを浮かべてその後の話を聞いたが、内容は全部忘れた。
その後もお世話になっていたDRUMのマスターの紹介でレーベルのオーディションを受けたりしたが、どれも駄目。
バンドは「乱」から「845 bellboy bros.club band」に代わり、友人の紹介で
キティにデモを送るも駄目。
(ああ、俺の音楽って「使えない音楽」なんだー)
さすがに自分でもそう思い始めた。
しかし、生意気な僕はこうも思った。
「審査員とかディレクターって、元●●とか今使いもんにならん奴がなっとうやん!」
「なんであんな奴らに見下げられないかんとや!」
「百回死ね!」
とか、なんとか。
「俺が俺を認める!」
コンセプトはそんなもん。
勝手に「音楽シーン」を想定かつ敵視して僕のゲリラ活動?は始まった。
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・ちかごろ情報
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■机
どうも来年の春頃までは大阪にいそうなので机を買うことにした。
買うと言っても買いに行く時間はないので、Amazonで安いものを買うのだけど。
それでも段ボールの空き箱の間に布団を敷いて寝るだけってのもソロソロ止めたい。
ちょっとずつでいいから、心地良くなるのだ。
■不況と音楽
不況と言われて長いけど、どんどん会社が潰れていくね。
以前、よく営業に行ってた広告代理店も潰れた。
友人がいる会社も危ないとか。
会社という入れ物はいくつかあるけど、結局は自分の生産性だもんね。
それを穏やかに分配し続けることを甲斐性と言う。
金を得続ける能力が高い=甲斐性ではないよね。
どちらにせよ、僕に甲斐性はありませんが。
お金は本当に大切だ、ようやく身にしみてる43歳。
破産した後、以上に今は実感するなー。
金に生かされ殺される場面だってあるよね。
でもそんなもんで生きたり死んだりするより
何かを生み出すチカラを育てていくほうが大事だ。
笑顔とかさー。
僕が持っているわずかなものはすぐに無くなってしまうだろう。
子どもや友達に残せる物品は何もないだろう。
そんな僕が音楽に関われることは大きなギフトだと思うのですよ。
僕だけじゃなくうちのバンドのみんなにとってもギフトだと思う。
来年で15年になるバンドだけど、まだまだ何も育てていない。
僕らバンドは何かを残すバンドではなく、生むバンドだと思っている。
生んだら育てなきゃー。
松本の音楽、麻生の音楽、アジの音楽、ヨシダの音楽、阪田の音楽。
谷本さんみたいに育てていきたいね。
この間、数曲歌った時に、ここ1年で感じていた不思議な感覚の正体が少しわかったとです。
「自分の声が生きている」感じなんです。歌ってると。
エクトプラズムみたいに自分の口から会場に流れていく感じがわかる。
なんかオカルトっぽいね。やーめた。
不況も人生の場面の一つ。
もう駄目だと思う時はギターを弾こう、歌を歌おう、太鼓を叩こう。
それで救われる夜があるよね、きっと。
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・ライブ情報
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■阪田健一
<潜水艦ブラザーズ>
10/23 at PLEIADES OPEN 18:30 /START 19:00
料金) 1300yen+1D
出演)藤本陽一、K-ing、あべこ
※是非観に行ってください!
■ヨシダヤスノリ
<TOYTOY>
11/23(祝)『LOUNGE SOUNDS DELUXE 』
@福岡VooDooLounge OPEN 18:30/START 19:00
料金) 1800円+1D
出演)VIDEOTAPEMISIC(東京)/片想い(東京)/蝉+田口史人/if MASACA/
THE SHITMS/倉地久美夫/The Holidays/ほか
※スゴいメンツですね。豪華!
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また来週ー
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