takulog

兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

歌のちから

思いがけず4時に起きてしまい、寝直すことも出来ず。

でも作業に埋めてしまうにはなぁ、とかぼんやり思いながらFacebookを眺めていた。

(眼が休まらないので止めたほうがいいらしい)

 

圭一さん率いるHEATWAVE情報が更新されていて目に止まり、山口さんが書いてあると思われるダイアリーをうだうだ眺めているうちに、もうすぐ発売されるというセルフカバーのレコーディングの話がたくさん更新されていた。

 

アレンジされまくったセルフカバーは悲しくて聴けないなあ、と思っていると、どうやら様子が違う。

あの山口洋が過去最高にいい歌を歌えた(意訳)と言っている。

そんな〇〇な。(ファンとしての意見です)

 

色々と揶揄したくなる気持ちをグッとこらえてクリックしていると「灯り」のセルフカバーが聴けた。

これがもう、素晴らしい。

いちばん聴きたかった「灯り」だった。

 

喋りすぎないギターもそうだし、この歌を好きだと思うひとの気持ちを両手で汲み取るようなアレンジ。

それでいて、まっすぐのびてくる歌。

朝から感動しまくるところでした。危ない。

でも、ほんとうに素晴らしい音楽を作って来られたんだなとあらためて敬服しました。

他人のおもいを掴み、音にする、というのは簡単なことではないし、俺にはまだ想像しかできない。

 

エンケンさんに「夢よ叫べ」という名曲があるけれど、誰がやっても再現できない「域」にある。

口ずさむことはできても他人の前で歌うことはない。

歌うなら自分の歌を歌いなよ、と背中をポンと叩いてくれるような素晴らしい音楽。

 

この「灯り」もそうだった。

 

それをわからなくってライブで歌ったこともある。

或る時(俺ならどう描くだろう)と同じタイトルで書いた「灯り」もある。

 

もちろん自分の感じかたも大事だけど、他人がやったほうがいいことは自分でやる必要がない。

でもいつまでもそんな狭い自分の轍にはまっている。

いつまで自分と他人の話をしているのか。

 

世界には自分と他人しかいないわけじゃない。

そう思える音楽でした。

 

新しいアルバムに入るヴァージョンなのか、どうかはわからないけど、セルフカバーアルバムに入っている歌はきっとどれも素晴らしいんだと思います。

 

完成、おめでとうございます。

 

今日も一日、歌っていきます。