滋賀から広島へ。
知人の結婚祝宴までに時間があったので原爆ドーム+資料館へ。
戦争って夏の風物詩みたいになってる感+テレビボケもあり、ちょっと前の事実に会いに行った。
親に連れて来られたチビッコ諸君は飲み込みも早いようで親の期待通りのコメントを出していた。
なんだよ、テレ朝か?
そんな中「見ればわかるからもういい!」とスタスタ歩く餓鬼有り。
詰まるところ、感受性を問われているのは大人なのである。
俺はというと「知の技術」が捻り出す破壊力満点の屁に胸の芯を折られかけていた。
人間は一度しか死ねない。
生きる事はそれぞれが感じることだけど、死ぬのは一度のはずだ。
死の頁を作り、どこで死ぬかわからないゲーム。
悪魔は人間そのものだ。
俺は善悪には興味が無い、もしくは分別が無い女子中学生のようにただ気分が悪くなっていた豚であった。
情けねえ。
長渕剛並みのもろさだ。
祝宴につくと
「なんだか疲れてますね」
「元気ないね?」
とか口々に言われつつ終いには途中で寝てしまった。
なんだそりゃ。
雨の広島を後にする俺の背中にビルの上から声がする。
「オロカモノメ!」