久しぶりにチープサイドでご一緒したのは”博多のルーリード”阿羅惣さんだった。
ご本人はルーリードなんて聞かないだろうし、必要ないだろう。
僕にとってそれぐらいの人、という事なのだ。
61歳をリアルに歌で伝える人を僕は知らないし、リハーサルでさらっと歌う姿が水墨画のようで聞き入ってしまう。
頼まれて歌うわけでもなく
友達つきあいでミュージシャンごっこをするわけでもなく
必要な歌を
必要なだけ
阿羅さんは歌う。
芸術なんて術はない。
芸なのかは分からない。
ただ僕にはその歌が必要でそういう時間が世の中にある事がうれしい。
僕らのようなろくでもない餓鬼がファンで申し訳ないですが勘弁してください。
素晴らしい、ってこういう時間だなぁと思いました。