前長崎市長が選挙中に撃たれ、その選挙は止まる事無く執り行われ結果は出た。
誰が殺したかったんだろうか。
安倍総理は暴力根絶か、暴力団根絶かわからないがどちらかを誓っていた。
どっちでも良いけど本当にできるのか。
必要悪だと誰もが思っているに違いないし、俺も案外そう思っている。
だけどこの殺人でハッキリとしたことがある。
権力や暴力を操る力にとってみれば他人なんてクズなのだ。
尊重する気なんざさらさらないよ、と言われたようなものだ。
国は国民を守る気なんてさらさらないし、チカラに溢れた人は失った人の事など数にしか過ぎないのだ。
そう思いながら腐っていると
そんな自分の何パーセントかが彼を殺したかったんだ、と気づいてしまった。
いいやそんなことはない、俺は愛に溢れていると言い聞かせるんだと、水戸さんが歌っていたのを思い出した(歌詞は違うけど)。
憎むべきものを探す時間は惜しいし、要らない。
けどこれもハッキリした。
憎むべきはそんなジクジクとした薄暗い気持ちに根付いた暴力だ。