ICPFのシンポジウムに行ってきました。
事前に何冊か本を読んで参加したせいか、専門家ではない僕でもよくわかる良いシンポジウムでした。元総務大臣から担当役人、放送局、学識者の方々までバラエティにとんだパネリストのトークや講演はとても興味深かったです。
失政である年金や保険に次ぐ、大きな問題を孕んでいるのが「地デジ」。
使えるテレビを国が使えなくしてしまうわけですから、極論で言えば「財産権の侵害」です。
国が負担すればいいというのも、よくよく考えて調べてみないと怪しい話。
本当に必要な設備、精度とは何か、が議論されていないのです。
放送局は言うには「放送はベストエフォートじゃない、完璧なもの」だと。
アナログの今でも田舎ではアンテナ次第で映りが安定しないのだから、ベストエフォートだと思っていましたが。
僕の仕事場のマンションの地デジも最近数チャンネル映りません。
でも、問題は「それでもぜんぜん困らない」って事。
観るべきものはないから、ね。
それに税金がドバーっと投入されるのは勘弁してほしい。
テレビ局はインターネットを玩具だと思っている。
玩具でしかない人には玩具。
テレビ局なんて自前で番組を作れない、インフラ商売+放送ゼネコンなんだから、新しいインフラは商売道具にしちゃえばいいのに。
ホワイトスペースを整理して新しい商売乗っければいいのに。
何でも一度潰れないと駄目なんだろうな。
社会保険庁と同じだね。