でも強く、強く、そう思いますと。
僕には高校生と中学生の子供がおるけど、今のところなーんもツラい事はなかった。
お金のやりくりは大変だけど、それは一人でも一緒やもんね。
僕は嫁と違って家にあんまり居ないし、今は単身赴任のオッサン。
日々の出来事を知らないからそんな事を言えるんだ、あんたは、と主婦連合から叱られそうだけど、そいつはあんまり関係ない。
主婦、主夫、の役割とは別の話です。
大変さと引換に我々、未熟な親がどれだけのやる気と困難に立ち向かうチカラをもらったことでしょう。
そんなに賢くもなければ、強くもない僕らが歯を食いしばれるのは、馬鹿でも親だからかもしれなません。
キラキラした消費をするより、子供の目を輝かせようと僕らは目も頭も曇らせてしまうけど、きっとそれは他人から見れば輝いていると思う。
僕はもっと子育てをしたいと思い始めている。
他人の子でも、認知できない子でもあまり関係無しに。
残念ながら生殖能力はゼロに等しいので、ヤッたつもりで育てたい。
お金なんてありませんが。
音楽でもそれはできる。
今のところ僕の歌にそんなチカラはありませんが、きっとできる。
音楽では恋愛もセックスも友情も義理も味わえた。
わりと独りよがりな世界だけど、味わえた。
もっと味わえるはずだ。
いつか僕らの子供が大人になり、自分の言葉でチカラで家族を社会を作る。
僕にはまるで想像できない未来。
等しく不平等な世の中で、こんなに面白いことはない。
うん。