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兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

2012/8/25@スパイラルファクトリーを終えて

死ぬほどの無沙汰。
つぶやいたりとかFacebookとかしてると書くことは無くなるよね。
ええ年してまぁだmixiとかしとるし。「キモイ」と長男長女から罵られる日もそこまで来ている。

お盆あたりで羊子さんとツアーした際に帰省もしたので、久々感はない福岡でのLIVE。
でもフルバンドでの出演だったので葛藤や緊張が色々あるライブだった。

まず、友清をはじめマジックブギーの皆さんごめんなさい。
寝てしまっただけでなくまわりを不快にさせたんじゃないかな・・・。みんな失笑してたけど。ちゃんとお詫びもお礼もせずに撃沈してしまってゴメン。
主催してくれてありがとう。良い機会をありがとうね。

元木くん、つやーに歌ってなかった。素直に歌と向き合う姿がかっこよかったばい。
マロニー、朝ちゃん、こうたろうくんに会えて嬉しかった。

ゴーグルズ、無礼者達が練れた音楽をしっかりやってくれ、お客さんも満足していたようだ。マジックブギーも当然良かったのだろうし。

bigmamaはどうだったのか。体温を上げてやれたと思うけど、正直言ってあんまり覚えていない。記憶が断片です。こういう時は自己嫌悪の塊になって顔が青ざめている。現在、青嶋です。


■葛藤と緊張
オレの緊張は葛藤風味だ。
スタジオリハーサルをしっかりやってもハコではまるで感じが違う。
例えばこの日のスパイラルファクトリーはデッドな環境なので、音が「回らない」。回らないと良い感じに誤解することがなくなり「ノレる」感覚が減る。

しっかりしっかりしっかり(大事なことは3回言う)リハーサルしているバンドは再現するだけで音が作れるんだけど、bigmamaはしっかりとリハーサルができない。いや、しない。
だから即興性と体温で演奏を構成するからデッドな環境は苦手だ。
誤解できない。

新曲を直前のスタジオリハでアレンジしたり、HOT GROUNDのカヴァーに歌詞を付け足してやってみたりしたんだけど、会場リハをやってみてカヴァーは断念した。

葛藤と緊張を酒で薄めようとする悪癖があり、昨日も十二分に呑んでステージに出た。
即興性と体温だけで歌うのを止めないといつか後悔しそうな気がしている。
でもこの日はゆるい演奏の中でも伝わるものが感じられた。
それはお客さんに助けられたからだ。

スタジオリハーサルだけに福岡へ行けるようになれるかな。
時間と距離とお金を埋めるのは才能とアイディアと努力。
3つとも在庫が無いもんなあ。

ギターを壊したばかりだというのに、昨日は弦を6本とも引きちぎるという馬鹿をやってしまった。カッコイイと思ってんのか、オレよオレよオレオレよ。醜いなあ。

音楽性は皆無です。ごめんなさい。


■リズムを探そう
仕事と生活の中からリズムを探そう。
なんのこっちゃオッサンと言うなかれ。これがオレの音楽を作る方法なんです。
たくさん音楽聴いて「ああ、こんなのやってみたいなあ」と思うこともあるけれど、そんな風に再現してみたところで「こんなのもどき」ができるだけで、何の音楽でもない。
カヴァーしたほうがイイよね。

アレンジ力、音楽的な素養は勉強して身につけることが出来るけど、やりたいと思えない。音楽で商売をしているわけじゃないからなのか、ぐうたらなのかはどちらもそうだけど。

リズムを探そう。
メロディーも楽器もそこに隠れている。
でも仕事や生活にリズムや調和を求めることは結構難しい。
だからやるんだ。

どんどん使えなくなっていく身体や記憶力には期待しない。
どんどんbigmamaはへたくそになっていくと思う。
老人のパンクバンドみたいになるんじゃないか。
なまりのきついブルーズバンドになるんじゃないか。
それはオレにとって幸せなことかもしれないな、と思っています。


格好良くなりたかったけど、なれないんだ。
純粋に愛したいけど、打算が捨てきれないんだ。
怒りや悲しみを表したいけど、泣けないんだ。
詰まるところ、bigmamaはそんなつぶつぶが入ってます。

懲りずにまた聴いてやってください。