就職にあたって俺が言えるのは、仕事は自己実現以上に他人に評価されること、ということ。
だから、失敗や挫折から学ぶことが多い。他人の厳しさや自分の甘さに気づくから。
自分らしさを大事にするかしないかというのは演出の違いであって、最初は社会や会社のリズムを理解するところから始める。バンドと同じやね。個性や自己主張はどれだけ捨ててもついてくる。
型にハマろうとしたり、型を捨てたり、自分を忘れたり、時間を無駄にしてもまったく問題ない。
大企業も零細企業もその意味では変わらない。
違いがあるとしたら、関わる人間の数、歴史。 数が多ければ多いほど1つは小さく見えるから大企業は無機質に見える。 圧迫面接なんてくだらないサンプルを提示して反応を見たり、とか。 でも人間を大事に思う気持ちは変わらない。
そこには人が絶対いる。
挫折や失敗を経験したら、強く優しい社会人に早くなれると思ってる。 そして、強さややさしさを数字やお金に変えて行くのが経済。
そんな風に言うとイヤだな、と思うかもしれないけれど。 思いだけではなく、数字や物語で他人に証明し続けなくちゃいけない。 それは凄く楽しい経験。
まず、世の中にあるものを見積出来るようになる。 次に、そこに動く人の数を理解する。 そして、その人の思いを理解する。 挫折ばかりの俺が昔、先輩から習った社会の生き方はそれだった。
就活は出会いの場。 辛いことばかりであるはずがない。 たぶん、きっと。 まじで、ほんと。