新日本プロレスの天山の新必殺技が「アナコンダ・バイス」というらしい。
ファンタジーを背負う者は現実を見まがう事もある。
それでもいいんよって黙々と受け身を取り、ンガーっとアピールする事は大切よね、俺よ。
そんな錯綜する毎日の中、愛すべき友と久しぶりに会った。
やりかけの仕事の話を済ませ、最近なにやらやっている「仕事」について水を向けて聞いてみた。
意地が悪い俺の悪態に涙する事もあった。
言いたいのはそれを含めて愛しとる、ということです。
人生なんて間違えちゃえ。
でも、人は簡単に死ぬけんね、とも言いました。
人が豹変するのはきっと防衛本能なのかもしれない。
「あ、こいつと付き合うと死ぬかも」って意識下で感じるのかもしれない。
そんなことを涙ながらに。
一生、そいつと関わる気持ちじゃないと話せないなあと思っていた。
話せたら別にそこまで思わんでも、愛する気持ちが持てればそれでよかった。
愛、愛と大安売りをしているのか、俺よ。
俺が助けてもらったのは間違いなく愛でした。
俺はそこに向かわなくなる事が怖い。
誰にも興味を持てず、自分にも持てず。
肥大化した頭と体を振り回してしまいそうだ。
友は鏡だ。
不細工な鏡。
俺も太って歪んだ鏡。
ハンカチで隠したりしない。
別の友人には寄りかかってばかりで彼女の人生の邪魔をしている。
楽しい時間は続かない。
本当にそう言い切れるような男の子でありますように、俺。