せつない、って書くと気持ちが悪いんだが。
せつなくなくはないのかもしれないけれど、どうにも無力であると思い知る度に「んはぁー」と息を吐く。
なかなか会えない友人の近況をはたと知ったり、悲しい事態が彼や彼女に訪れている時、決まって何にもできない。
そもそもできない。
それを認めたくないのか胴体の中程がくぅーっとなる。
大声を張り上げて募金でもすれば解消されるのか。
決してそうではない。
他人の悲しみは他人のもので、それを知って感じる気持ちは俺のものでしかない。?それを想像力で補えと聖書や坊さんは言うのである。
補ってもどうにもならない。
他人はどうにもならない。
どうにかできるかもしれないのが自分なんだけれど。
どうにもならんね。
"make up mind"?Lou Reedは本当にいやあな歌を書く。
CDなんかとっくに売って音源なんか無いのに、この歌はいつも思い出す。
馬鹿じゃ。