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兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

「死にかけた世界に I LOVE YOU」

滋賀のAKIRAが歌う歌にそういう曲名がある。 なんとなく聴いて良いなあと思っていたけど、どんどんこの歌に入り込んでしまうようになった。 (彼女のライブで聴いた、お母さんに対する歌もそうだけど)彼女の祈るような姿勢が、背筋を伸ばした姿に見えるような気がしたのだ。 シンプルで素晴らしい。 「それでも世界は美しい」と山口洋はへなへなのストレートを投げるように歌う。 背負えないものを背負うとしてるんじゃないかと聴きながら思う。 それでも素晴らしい歌。 今日は日本が戦争に負けた日。 それは終わりで始まりで。 僕の叔父の手記を祖父が自費出版で出したものが数度の改版を重ねてまだ売れている。 僕は小さなころから読んでいた本だ。 僕らと同じような思いの遺族が今も溢れている。 僕の国が傷つけた人も居る。 今も(間接的にせよ)戦争に加担し傷つける。 自分が選んだ政治家の間違いに対して後悔しかできない。 国が傷つけたというのは自分にも応分の責任があるはずなのに。 いつも政治家や官僚のせいにしたい自分が居る。 背負えない過去を背負うつもりはなくとも引きずっているのは事実だ。 過去は変えることができない。 だから戦争には反対する。 どこのお墓に眠っている方にも祈りを。 断罪する事は僕の仕事じゃない。 未来を作る事が仕事だ。 今日も黙祷。 死にかけた世界に小さなI LOVE YOUを。