僕らの業界はコネや経験がバベルの塔のように積み重なれば一人前のような顔ができる。
そうして決してクリエイティブではない自分のオムツ代わりに、他人の批判で牙城を築いて行く人が多い。
だから偽悪者も偽善者も多い。
シニカルに捉えていれば楽しいもんだけど、それじゃ結局食えなくなるのだ。
うちのボスはそれを見切った上で遊ばせる度量?がある。
だから遊び倒していく人間もいれば、自家中毒に陥る人間もいる。
じゃあ、どうする?
それで思っていることが、「捨てて得る」こと。
常連の、または長いお付き合いのお客様も、仲間も、機能も、道具も。
慣れが気づきを奪っていく。
気づかない広告屋なんてコンサルなんて職人なんて必要とされない。
人間の好き嫌いだけで仕事を「貰える」うちはいいけど
何もお返しできなくなるのは目に見えている。
気づいた上で自分の考えを捨て、お客様の満足を満たす為の仕事もある。
でも現場は常に新しい気づきに溢れているはずだ。
それが見えないのは妙な経験則の目ヤニがくっついているから。
そう自分に言い聞かせて今日も行ってまいります。