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兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

バスケットボール・ダイアリーズ

「バスケットボール・ダイアリーズ」と言えばジムキャロルの自伝。
少年の挫折と非行を取り巻く社会とそこからの生還を描いた映画にもなった。

僕はと言えば、中学1年から始めたバレーボールを高1で辞めた。
辞めたというか、停学で退部になった。(と薄く記憶・・)
バンドにのめり込んでたのもあるし、男子校でバレーボールに胸熱になれなかった堕落者です。

ミニバスを始めた長男、長女の姿を時々眺めるうちに、今はスポーツ観戦が一番の楽しみに変わった。バスケットが一番楽しいよね。

厳しい部活動の姿をよく見かけるし、怒声を張り上げ選手を罵るコーチは珍しくない。
それが指導方法だと言う事もわかる。
教える人間もまた未熟な人間であり、未熟さ故に間違う事もある。



昨日、高校生の子供が自殺をしたらしい。
バスケ部のキャプテンだという。
悲しくない人間はいないと思う。
怒っている人もただ落胆している人も戸惑う人も皆悲しい。

(※写真は無関係です)


傷ついた人間をさらに傷つける必要はない。
チームスポーツを愛する人間ならば、この傷を全員でどうリカバリーするか、強く立ち直っていくかを考え行動すると思う。

要因分析と修正は必要だけど、犯人作りをするのは未熟な指導と同じだ。

亡くなった子供さんは本当に残念です。
親御さんの無念を思うとたまらない。
自分の子供だったら錯乱しているかもしれない。

チームメイトの心は亡くなった本人より切り裂かれているかもしれない。
僕らはまだ生きていかなくちゃいけないし、またチームを作る事もあるのだ。

正しい理屈通りには生きていけないし、社会のせいにするほど盆暗じゃない。

とっても落ち込んだこの気持ちを何度も噛み締めて目の前の課題を越えていくだけだ。
本当に重たい夕方だった。
しばらく重たい日々が続きそうだ。