細かい年数はもう忘れてしまった。
当時、JAJAに出演していたバンドが中心になって「能古島フリーコンサート」をやった。「博多どんでん返し」と言う、分厚い先輩方やなんらかのピラミッドをぶっ飛ばそう、と手作りのライブをやったのだ。
もっと賢いやりかたもあっただろうし、自分が感じていた閉塞感だって別の人には感じさせていたのだろうし、きっと俺は自分がこの世で一番好きだった頃だ。
でも、どんな状況にも救いというか、光明はある。それが、友達の存在だったり、能古島であればいろり村を作った上村さんだ。
大人とは小利口な講釈を振り回されたり、損得勘定以外の価値を失うばかりじゃないんだ、と教えてくださった。(無言で)
不義理ばかりの自分は先ず最高のライブをやろうと決めていたけど、朝からの設営を一緒にやってこそのライブだったと思い直して、土曜日の予定を変えて帰福することにした。
カッキンが作ってくれた機会を存分に味わおう。
福岡マラソンも素敵でしょうけど、この日のいろり村のライブは奇跡みたいなもんなので、是非観に来てください。