6時起床。
資料作成、面談、打ち合わせ、図書館で調べもの。
夜はKIDROCKへ。
ツアーで来ている大江健人くんと大塚直之さんのツーマンを観に行く。顔を出して翌日のライブの告知でもという邪な気持ちは一番目を買って出た大塚さんの歌で粉々になった。
大江くんが「あの圧はヤクザでしょ」と言っていたが、ビリビリくるステージ。小さい子が泣きだすのはよく分かる。
大塚さんが「俺はプロレスで大江さんは格闘技なのかもなぁ」と評していたけど、実に上手い例え。
本当に魅力的な二人のライブに感じ入ってしまった。もう何も考えず、明日のことを少しだけ想像して寝よう、そう思ったけれど親不孝通りの酔っぱらい達はそんなに甘くは無い。
先輩方や仏のように綺麗な姐さん方と深酒して駐車場の車で沈没。
「あの子を好きだったのに理由なんかあったろうか。もう思い出すことも出来ないのさ」
大江健人「少年と北風」は、過去の物語を歌いながら今の自分にある(はずの)情熱にそっと光をあてる。
激しい愛情やプラカードに書ける情熱も世の中にはあるけれど、言及すらしないところにもきっとあって、むしろそんな気づかれない熱に人間は動かされているのかもしれない。
地表に近い熱。
この国には素晴らしい歌い手がたくさん居る。
それが実感出来る夜だった。