雪をギュっと踏みしめながら仕事場へ。
ポカンとやる気が起きない。
しばし床に寝転がり寝る。
咳がどんどん出てきた。
熱っぽいね。
風邪かあ。
詰まらないな。
持ち帰る仕事を整理して帰宅する。
またしても長男が叱られる出来事を用意していた。
疲れていたせいか、説教なんぞしてしまう。
最後は前回を上回るインパクトのビンタで仕留めた。
多少、俺が拘ったは「いっしょうけんめいじゃないよ、おまえ」だった。
両親はとなりの部屋で黙って聞いている。
言える人間かよとは反省せず、俺もその無言を受け止める。
長男と風呂に入りTVゲームを教わり、彼は寝て俺は居間で仕事をする。
ハシケン氏の前に歌うのが不安かな、とふと考えた。
稽古やんなきゃ、と思った。
でも歌いきれる俺でありたい。
そうできるとなぜか思えた。