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兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

旅に出た

一宮を目指して深夜バスで名古屋へ行く途中、一瞬走馬灯が走った。
夜中に関門海峡を渡る時、?「あんときも見たなあ」と思ったら次々にと場面が巡った。

俺は高利貸しから逃げる為に予定のライブも家族も置き去りに全力で逃げた。
間違いなく人でなしだった。
人でなしは繰り返した。
友達に助けられた上、繰り返し「人でなしZ」もしくは「NEW人でなし2」くらいの仕業だった。
だったと書きながら未だに他人事にはならないのだ。
過去は消えない。
旅に出たのは逃げたからだった。
どこにも行かなくても旅は出来る、そう思い言い続けた俺であったが期せずして旅をしたわけだ。
今回の旅は約束を守り、果たし、本分で歌いきることだった。
それは難しい事ではない。
簡単な積み重ねが出来れば出来る事なのだ。
それが出来ない俺であった。

「残りの人生は今までのケツ拭き」だとしてもいいじゃないかと思った時があった。
どうせまたやりかぶるんやけん、一生ケツ拭きたい!
まったく格好良くない。
そんな旅の途中であることをバスに揺られて感じていた。

そのうち親の尻の穴掃除も近い。
嫁や息子達がどうなるかもわかんない。
ケツの穴を締めても緩めても残りカスがつく人生なのだ。

俺は拭くのだ。