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兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

BACIOreordsのこと

 bigmamaの「くろいぬ」を録ってくださった宇野陽一さん(宇野さん)は僕が知っている中で最高のエンジニア。

その宇野さんが浅井愼平さんらと初めたのがBACIOrecordsだった。

なにをやりたくてレーベルを始めたのか。
なにを伝えたいのか。
誰に伝えたいのか。

それを実は自分が知っているような気がして、
数人の同志の手弁当で始まったこのレーベルに一昨年頃から僕も参加した。
ここで素敵な仲間にも出会えた。

と言っても僕は20代の頃にレーベル運営に失敗し、軌道に乗りかけた自分の会社を潰した事があるので、その経験値?以外は殆ど無能だ。

「うわあ、それ素敵っすね」
「これ、僕やっておきますよ」
「うーん、どうしましょう?」
そんな会話してしていないような気がする。




でも愛して止まない、手作り感満載のこのレーベル。
この度数年振りに新作を出すのです。
とても素敵だった前作「カフェサウダージ」から随分時間は立ったけど自信の作品。
(僕は何もしていないけど)

その名も「浅井慎平/TOKYO HAWAIIAN STYLE 1960」


素敵なジャケットでしょう?
録音風景はこちらで。



僕は草音楽で自分の価値観を楽しんでいるけど、このBACIOは自分が好きな人達の価値観を楽しんでいる。だんだんハワイアンも好きになってきて、ハワイという場所にも興味が出て来たくらい。

幾つになっても、
成功しても、
失敗しても、
個人が何かを産み出そうとするチカラ
僕はそれに誘われる。


浅井さんは、本気で楽しんだんだ。
そう思います。
白石さんをはじめとする素敵なミュージシャンの演奏も楽しい。


僕は無力で無知。
だから何度も楽しめる。

限られたチカラだから特定多数の人にしか届かないかもしれないけど、自分が楽しんだ分は誰かに楽しんで欲しかとです。