八時起床。
家人に諸々報告し、今夜の舞台構成を考えつつ家飯をいただく。
歌詞ファイルが破れてきているので百均に補修材料やアルバイト用の備品を買い出しに。
ふと、魔が頭の中を襲う。
今年は習慣化出来たことが多く、見栄っ張りな自分の仕切り直しの一年だと思ってきたけど、現状は過去に匹敵する惨状ではないか。
いや、それはただの金銭事情で、人間関係はむしろ最高じゃないか。そんな議論が頭の中で起こり百均の駐車場から動けなくなる。
落ち込むとかじゃなく、自分にそんな期待はしていないが、他人の期待に応えられないというのは立っている場所や座り込む場所を無くす、または疑いだすことだ。
いや、応えられなくてすんませんね、と頭を下げながら生きていければそれだけでもありがたいのだけれど、我というか、魔というか、頭のフタが開いてしまうと言葉が止まらない。
これは鬱の道中と、昔習ったことがある。
そんな日に対話形式のライブなんて耐えられるだろうか。だろうかいうても自分で企画した形式やんか。つくづく薄っぺらい盆暗だ。
耳鳴りが大きくなってくる。
深呼吸とお茶で整うまで待ち、自宅へ。こんなときはとにかく作業を進めることだ。
会場へ行き早めのリハーサル。
めずらしく音がなかなか決まらない。それは初めてのPAの方にはしんどい時間だったろうに頑張ってくれる。もっと良いミュージシャンになりたいと思う。
そんなアレコレが本番で救われる。
「TUI」は「対」で1曲ずつ交代しながらやる形式。以前、キンジョウくんと米子でやった形だ。裏切りながらも紡ぐ。ただ、演者だけでは自己満足で終わるから聴き手の反応が必要だ。
聴いてくれていることがしっかり伝わる素敵なお客さんだった。
ただただ酩酊して駐車場で寝た。
やれることは歌うこと。
歌うように生きていけたら、良い。