七時起床。
自宅前の落ち葉拾いから一日を始めた。
水崎組の良い影響の一つとして、掃除や洗い物をまた好きになった事がある。
主にジャクソンからの教えが大きいが、仕事の準備と片付けに洗い物は欠かせない。
ケン兄もジャクソンもひたすらプロでカッコいいのだ。
カッコつけたいから真似て、自宅でも試す。
これがおもしろい。
褒められる事も無く、良い段取りを探す事。
それは本質やもんね。
イタい俺ならではの話だろう。
机仕事をやってから一人でスタジオリハ。
声はどんどん枯れて出ないキーは増える。
でも俺はグラハム・ボネットじゃないし、そんなことは問題無い。ただ、本当に楽器も歌も下手くそなのにやりたいようにやれる確信がある、
イタい俺ならではの話だろう。
買い物をして自宅に戻り炊事など。
夜はミニマムの忘年会。
もうずいぶん前に来て歌わせてもらった三輪商店へ。
ただ、美味い。
お店の方には話しかけず、ただベロベロに呑む。
「ベロベロになっちゃいなよう」と談志の「芝浜」ごとく、夢になっちゃいそうな酒を呑む。
なーんにも成し遂げて無い人間にも酒は公平だ。酒ってリベラルだよね、と周囲に話しかける事なく駐車場で車中泊だ。