高校2年の俺には十分にわけのわからん説得力があった。
40代でハードロックバンド、50代でパンクバンドをという俺の構想は近頃揺らぎつつあるけど、そりゃ年齢で音楽するわけじゃないから仕方ない。
でも昨日の久々の5人稽古でエイトビートのロックンロールが初めて出来た。
嬉しかった。
ロックンロールが苦手な我々ビッグママも年をとってやれるようになった。
ひとえにみんながいい加減になってきたからかもしれない。
花びらが根元からそれぞれの方向に咲くように咲けばいいってロックンロールは言う。
稽古後に寄った農場で「月下美人」を聞かせてもらった。
これが嫉妬せずにはいられない音楽だった。
ああ、俺もこんな歌書きたい。
ヤイリ君に悩まされ、そして鍛えられる日々。
より厳しいスケジュールで心身を追い詰められる中間管理職。
陽に焼けてクルクル笑っているであろうチビ達。
ありがたい。
導かれるように呑んで寝る。
笑って寝る。