takulog

兼業SSW、宅嶋淳の徒然です。

経営者受難の時代

なんだか「正社員でしか雇えないルールを作るべき」とか、最低賃金を引き上げるとか、
意味不明な空気が高まっているね。

解雇する自由もなく、
事業の責任に対し個人の連帯保証をとられ、
事業が失敗すれば人生がほぼ終わる状況に追い込まれてまで経営したい!と
思う人がどれだけ居るんだろう。

「社長はズルをしててこっそり儲けている」なんて
クレージーキャッツの映画のイメージで捉えているのか、
零細経営者に対するこの国の態度はあまりに冷たいよ。


経営能力なんて、最初から完璧じゃない。
社員として働くほうもそうでしょう。

企業が悪で個人が善、なんて嘘はいい加減にやめてほしいなあ。
企業経営者だって個人なのに。

誰だって「自分」の経営者。
自分のバランスシートの悪さを誰かのせいにするのは
あまりに子供じみてやしないか。



弱いことは悪じゃないし、責められることではない。
だからボチボチ頑張ろうぜーって話だと思うんだけど、
いつからそれが条件闘争に変わったんだろう。



入社試験のハードルを異様に上げるしか企業側は自己防衛できないよなあ。
余計に就職しにくくなるんじゃないかなー。