「他人の文章を書くって、他人が憑依するようなところがあるよ」
というような事を言っていたことがある。
他人が書いたものを読みやすいように、(ある程度)辻褄が合うように整理する仕事。
多くは編集という作業なのだけど、書いた本人と読み手をつなぐ大事な仕事だ。
訳あって、親友の日記を編集している。
している、と書いたけど何度も挫折しているのが現実だ。
今日は時間をゆっくり取れたから、真っ向勝負で臨んだ。
惨敗とは言わないが、予定していた量の半分も行ってないのに気持ちが折れた。
そして言い訳するようにブログを書いている。
折れる理由は簡単。
客観性を失ってしまいそうになるからだ。
色んな思いを共有した友達だけに、他人事が自分事になっていく。
彼の思いを自分の思いが上回ろうとする。
それは本末転倒だ。
だから、折れる。
しかし友達には悪いけど、僕にとって大事な時間になり始めている。
悪戯に過ぎる時間を考えると、いい加減でプロに任せるべきなのかもしれないけれど。
Kちゃん、もう少し預からせて下さい。