「これは誰々の為に作りました」というエピソード。
俺の場合は海馬が泥だらけなので、毎回変わったり嘘だったりするのですが、以前はMCの材料としても恥ずかしくて言えなかった。
そもそもみんなあんまり真剣に聞いてないよな、と気づいてからは、適度に曲紹介をするようになりました。
「Everything」の前は山口洋さんを一度呪って歌うのが定番になってしまったけど、どれだけこの歌が好きなのかは紹介する必要も無いし、HEATWAVEが素晴らしいのは余計に紹介する必要が無い。
甘ったれた癖みたいなものですが、ニールヤングを含めて、一度悪口を言わないと次に進めないんす。
今週末に急遽歌う機会をもらった福岡での「RUN伴」の出発式で、出場者や関係者の方々に向けて数曲歌う為、先週から少しずつ歌を作りはじめました。
たぶん間に合わない。
屋外でマイクなし、だと思うから、譜面台とか無用やし、しっかり沁みてないものは伝わらない。みんな、俺に興味は無いのだし、あるとすればそれは歌やもんね。
ただ、作り始めて良かったなと思うのは、この場に立つ意味をよく理解し始めてきたから、だ。
みんなが知ってる歌でも、暗い暗いオリジナルでも、選ぶ基準そのものがもう歌みたいなものなのだ。
誰かの、なにかのため、というのはきっかけというより、そこがドアだ。
開けてサイナラー、もパンクでいいだろうし、立ち話もいいだろう。
裏方にしか見えないブスのおっさんが、主人公の皆様に花を添えるんよ、ね。
難しく苦しいことが、今はなんて楽しいんだろう。
酒や自分に酔わなくても、音楽はたとえアマチュアだって、楽しい場所へ連れて行ってくれますな。
時々、放り出されるけどさー。
昨夜は楽しい場所だった!
今週末の朝も、夜のTUPELOでのライブもそうなりますように。