結婚は薄氷を積み重ねていくものであります。
踏み破ったり、逃亡したりしてもいわゆる海の上なのです。
海は怖いよう。
結婚とは名ばかり。恋ははばかり。
選ぶのは名前でも夢でもなく、新しい生活だと思います。
だから壊れて当たり前。
何度も作っていくのが生活。
望んで子供を作った。
そして健康を日々貰い、作っている。
健康なんて人によって違う。
俺の健康も細君の健康とは違う。
子供の健康も違う。
いい加減な性格と36年間付き合ってきた。
何を望むか何が好きかなんてコロコロ変わる男である。
信用できない。
信用してくれ、とも言わなく(言えなく)なった。
でも今は何かしら俺の番だと思っている。
働くのも背負うのも。
いつかは終わるんだろうけど、ともかく俺の番なのだ。
好きな友達が出来たら話しかけたい。
友達が転んだら近くに行って「馬鹿やねえ」と声をかけたい。
そんないい男やいい女が俺の周りにはたくさん居る。
最高で最低。
そのふり幅が結婚=生活だったら俺は何度も望むに違いない。